ご家庭のウォシュレットを処分する必要が生じたとき、いくつかの選択肢があることをご存知でしょうか。どの方法を選ぶかによって、かかる手間や費用は大きく異なります。最も一般的なのは、自治体の粗大ゴミとして出す方法です。これは費用を最も安く抑えられる可能性が高い一方で、自分で便座から取り外し、指定の場所まで運び出す手間がかかります。また、事前に電話やインターネットで申し込みを済ませ、有料の処理券を購入しておく必要があり、手続きに少し時間がかかることも考慮しなければなりません。特に黄色い塗装がされているバルブは、ガス配管の元栓である可能性が非常に高いので、目印にしてください。もし、取り外し作業に自信がなかったり、他にも処分したい不用品があったりする場合には、不用品回収業者への依頼が便利です。費用は数千円からと割高になりますが、連絡ひとつで自宅まで来てもらい、取り外しから運び出しまで全てを任せられるのが最大のメリットです。引っ越しや大掃除のタイミングで利用すると、他のゴミもまとめて片付けられるため非常に効率的と言えるでしょう。一方で、まだ比較的新しく正常に動作するウォシュレットであれば、捨てるのはもったいないかもしれません。リサイクルショップに持ち込めば、買い取ってもらえる可能性があります。製造年やモデルによりますが、思わぬ収入になることもあります。また、新しい製品への買い替えを検討しているなら、購入する家電量販店やホームセンターが古いウォシュレットの下取りや引き取りサービスを行っていないか確認してみるのも良い方法です。ご自身の時間的な余裕や予算、そしてウォシュレットの状態を総合的に判断し、最も納得のいく処分方法を選んでください。